大学祭の後片付けのための休講日を利用して開催された全学FD研修会に参加しました。今年は特別企画として、地元企業から4名の技術者・経営者をパネリストとしてお招きしたパネルディスカッションが開催されました。
大学教育に対する企業からの要望についてはいろいろな機会に耳にするのですが、まとまった話をうかがう機会はこれまでなかったので、とても参考になりました。
企業が望む人物像としては、やはり「基本をしっかり身につけた人」、「幅広い知識をもった人」「失敗を恐れず、チャレンジできる人」、「英語でコミュニケーションできる人」といった意見が多かったように思います。大学での工学教育に対しては、これらの能力を身につけさせるとともに、「大学の文化は大切」、「楽しさを伝える工夫が必要」という指摘がありました。特に印象的だったのは、5S(整理,整頓,清掃、清潔、躾)の大切さを学生だけでなく教員も徹底すべき、というご意見。早速研究室での教育に反映させます!